ロシア 語られない戦争
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書名
ロシア 語られない戦争
チェチェンゲリラ従軍記
内容
プーチンの血塗られた闇
暗殺された元FSB中佐リトビネンコ氏の、日本人唯一の盟友が綴る渾身のルポ!
プーチンという強力な独裁者により、未曾有の経済発展を遂げたロシア。だがその影で何が行なわれていたのか……。世界紛争地帯の取材を続ける著者が、1年半ものあいだ行動を共にしたチェチェン独立派ゲリラ部隊での体験を綴る、渾身のルポ。野営の日々、地雷原突破、ロシア軍戦闘ヘリからのミサイル攻撃。加えて、元諜報機関員リトビネンコ暗殺事件に象徴されるロシア秘密警察の活動の実態——著者自身がロシア秘密警察に16日間拘束された——や、欧州へ流出しているチェチェン難民の逃避行に同行した体験を記す。
著者
常岡浩介(ツネオカ コウスケ)
1969年長崎県島原市生まれ。早稲田大学卒業。1994年からNBC長崎放送報道部記者に。1998年よりフリーランスとなり、アフガニスタン、エチオピア、チェチェン、イラクなどの戦場で取材を続ける。通信社や新聞、雑誌などに寄稿。2004年イングーシ共和国取材中、一時ロシア秘密警察に拘束される。2006年11月にイギリスで暗殺された元FSB(ロシア連邦保安局)中佐アレクサンドル・リトビネンコと親交があった。
目次
はじめに

■プロローグ
バグダッドにて/チェチェンとは/チェチェン民族とは/第二当事者・日本/終わらぬ戦争/拡大する戦線/チェチェン独立派の正体/「イスラム原理主義」という語/アル・カーイダとチェチェン独立派の関係/独立派の来歴/聖戦士たち

■第一章 従軍
奇妙な作戦/アブハジアというところ/飢餓行軍/戦闘/聖戦と侵略者/被弾/戦場の拡大/その後のゲラエフ部隊

■第二章 脱出
「対テロ戦争」の裏側で/庇護者を失うチェチェン難民/エクソダス/ナンバー2だった男/本当に悲劇的な人々とは/逃避行/国境の町で/誤解/マフィアの裏切り/難民生活のマニュアル/ムジャヘッドの兄弟/オーストリアへ/国境のウェイティングルーム

■第三章 諜報
ロシアとチェチェンの情報戦争/モスクワからきた車/噂/だまし合い/ジャーナリストたちの奇妙な体験/チェチェン側からの反撃/情報操作からの自衛/KGBファシズム/不審な死/ロシア・北オセチアの学校占拠事件/錯綜する報告/FSBが犯したミス/秘密警察組織FSB/ある元エージェントの証言/ディスクレジット(信用失墜)作戦/良心の囚人/続く不審死/プーチンの「改革」/プーチンのロシア

■第四章 拘束
FSBへの取材/再会/内務省の男/異変/探り合い/ゲリラの襲撃/ザチストカ/拘束16日間/領事条約違反/FSB流の配慮

■第五章 ひと、点描
・チェチェンで戦った日本人「聖戦士」 ハワジ・ミナミ
ロシアからもたらされた情報/センセーショナルな報道になったワケ/伝説の「日本のサムライ」

・殉教を切望する聖戦士 アルハズール
悔い改め、聖戦士に/グルジアのミニ・チェチェン/越境作戦開始/諦めないアルハズール

・チェチェンの悪漢 ルスキー司令官
「ロシア人」というあだ名の司令官/頼りになる仲間マスウド/コドリ渓谷の森の中で/司令官の地位剥奪/「よう、殺すつもりはなかったんだ」/ルスキーはスパイだったのか?

・聖戦士歌手 ティムール・ムツラエフ
ギターを担いで戦う聖戦士/総司令官ゲラエフの片腕/天倶戴天の敵との対峙

・映画青年 アブドゥッラ
将来の夢を語る青年/そして夢は消えた/強靭な精神を持つ人たち

・ロシア人 アレクサンドル・リトビネンコ
ある少年聖戦士との出会い/第一印象は「ポール・マッカートニーそっくり!?」/脅威に晒されていた亡命生活/「KGBがロシアを裏切ったのだ」/ロシアを体現した男

■エピローグ
分裂した独立派/復興するグロズヌィの地下で/プーチン院政の始まりか?/ロシアを富ませるという目的の陰で/断ち切れない負の連鎖。それでもなお……

おわりに

参考資料集
 地図 ゲラエフ隊アブハジア侵攻作戦ルート
 資料写真
 付録 リトビネンコ・インタヴュー
書誌情報
常岡浩介 著
定価:802円 (本体743円)
発売日:2008年7月11日
形態:新書 (256ページ)
ISBN:978-4-04-867186-6


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