医療崩壊の真実
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書名
医療崩壊の真実
内容
医療問題を解く鍵は現場のホンネにある!
コンサルタントによる医師不足解消の現実策とは?
医療崩壊の根底にある、医師不足問題に解決策はあるのか?「医者が逃げ出す本当の理由」を業界コンサルタントの視点から徹底追及!医者・病院の知られざる本音と問題とは?関係者と患者の意識を変える、医療問題をめぐる新提案の書!
著者
勝又健一
1965年生まれ。株式会社リクルートにて企業の採用支援業務を担当後、株式会社メディカル・プリンシプル社創業に参加。「DOCTOR'S MAGAZINE」編集長、麻酔科プロジェクトの立ち上げなど医師専門エージェントとしてのキャリアを磨く。日本医療情報センター株式会社(現・株式会社リクルートドクターズキャリア)を経て、2008年医師採用コンサルティングなどを手がける株式会社Dプラスを設立。
担当編集者より
 救急車で運ばれてもたらい回し状態、産科医がいなくてお産ができない妊婦たち、地域病院の多くが医師不足で存続の危機……などなど、年々深刻化する「医療崩壊」。人気医療ドラマや週刊誌でもたびたび取り上げられ、徐々に一般にも注目されつつありますが、これまではその実情、原因や解消策などは主に、当事者である医者や医療専門家によって指摘されるのみでした。
 それに対して本書は、医者でも研究者でもない、現場で長年医師採用に携わってきた民間のコンサルタントの立場から、問題の本質をリアルに描く画期的な告発の書です。医者が書けなかった医者同士の事情、専門家にはわからない現場の実情をわかりやすく描き、なぜ病院から医者が去っていくのかを客観的に指摘します。
 さらに、終章では現場で今すぐできる医師不足対策をアドバイス。医療崩壊を食い止める現実策を提示しています。医療関係者、関心のあるすべての人に、ぜひ読んでほしい医療問題の新提案書です!
目次
第1章  なぜ年収3000万でも医者は去るのか?

紹介業から考える医師不足の現実/医者の報酬はどれくらいが適当?/医者の給料も需給バランスで決まる/「地方には医者が来ない」は本当か?/医者を一人雇うということ/「給与を上げよう」では医者は来ない/「良い医者」とはどんな存在か?/病院には「人事部」がない!/医局が崩壊すると医者が確保できない/セールスポイントが言えますか?/せっかく採用してもすぐ辞めてしまうワケ/診療以外の業務が多すぎる!/女医にも女性としての人生がある/医学部の定員だけ増えればいいのか/「地域枠」はどこまで有効か/地方の医師不足は、安易な進路指導から始まっている?/自治医科大学頼みはもう古い?/自由に選べるがゆえの診療科偏在問題/将来へ向けた、ある役人の医療対策

第2章 “聖職”ではやっていけない——医者という孤独な職業

医者になった理由は「成績が良かったから」/職業の一つとして選んだはずなのに……/医者が一番求めていることとは?/真面目で純粋すぎる人たち/医者は人知れず孤独に悩んでいる/話をしない医者同士/医者に向いていない場合の不幸/医者もキャリアを考えていこう/長く病院に勤務するメリットを考える/自分の給料の意味を意識しているか?/これからの医者は「市場価値」が必要/今、医者に求められるスキルとは

第3章 “儲からない”のが当たり前?——病院という不自由なビジネス

医療にはお金がかかる/医療法人も「経営」しなくてはならない/病院はやっぱり儲からないという現実/入院は2週間がベスト?/手術室の稼働率が病院の利益を決める/病院にも「生産性」の概念が必要/誰が病院をマネジメントするのか/お金がなければ病院も倒産する/地方で医療施設を維持していくアイデア/医療と介護は表裏一体

第4章 医療は”当然のサービス“?——患者も行政も意識を変える時期

どこで「良い病院」を判断するか/「診療所だと不安」という誤解/地域医療サービスは量より質を考える/救急医療について患者も知っておこう/病院の「コンビニ化」はいずれ患者にしわ寄せが来る
患者の言葉が医者を抹殺する/「産科は割に合わない」理由/もっと知られてほしい、出産時の補償制度/外科医不足で手術ができなくなる日/医者が手術同意書を求める意味/「その方法で大丈夫ですか?」への答え方/「白衣の先生」は何でも知っているのか/セカンドオピニオンとテレビの力/「感謝」の念が医療を支える

終章  “良い医療”をどう実現するか

「医者が働きやすい病院」が「良い病院」につながる/病院は魅力をアピールする努力をすべき
どんな医者が必要かを明確にする意味/医者をきちんとフォローすることの大切さ/金銭的な評価制度の導入/「業務量コントロール」が現場を支える/医者の実質的負担を減らす方法はこれだけある
「臨床に専念できる」環境づくりを/病院も「回転率」「マネジメント力」を重視/診療外スキル向上を手助けする教育を/研修医を呼ぶ効果的なリクルート活動/医者のやりがいはキャリアイメージから
コミュニケーション能力を自ら磨く/「働きすぎの功罪」を考える/「忙しいのが当たり前」は誰が作っている?/医者を裸の王様にしない/医者が「働き続ける」と、これだけメリットがある
「予算ありき」で医療問題を考えない/問題は医療だけではない/社会全体で目指す医療を議論する
医者も普通の人間/医者を安易に訴えないで!

おわりに
書誌情報
勝又健一 著
定価:802円 (本体743円)
発売日:2009年10月10日
形態:新書 (208ページ)
ISBN:978-4-04-868044-8


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