本書はマイクロソフト社のデータベースソフト「Access 2003」(正式名称:Microsoft Office Access 2003、2003年10月発売)の入門書です。
データベースとは、一言でいえば〈大量の情報を役に立つ形で集めたもの〉です。企業・官庁の巨大な業務システムから個人のアドレス帳や家計簿まで、さまざまな規模・用途のものが存在します。Accessは用途や分野を限定しない「汎用データベースソフト」の1つですが、個人用・部署用など比較的小規模なデータベース管理を得意としています。
データベースをパソコンで管理するには、Excelなどの表計算ソフトを使う方法もありますが、何かと制約があります。数百件以上の規模のデータベースを扱うなら、ぜひ最初から専用ソフトであるAccessを使いましょう。
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ただし、Accessの利用にはある程度の学習が不可欠です。WordやExcelと比べて〈とりあえず使えるようになる〉までの敷居が高く、途中であきらめる人も少なくありません。そこで本書では2つの工夫を採用しました。
1つは、内容の〈レベル分け〉です。最初に全体像をつかんでから「基本機能」「便利な機能」「高度な機能」…と進むので、迷子になることがありません。
もう1つは、説明用のデータベース例をミニサイズにしたことです。最初から実用的なデータベースで説明すると、見通しが悪くて学習効率が上がりません。必要最小限の機能を使い、入力するデータも少なめにしてあります。
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もちろんシリーズ各書と同じように、Z式による明快・丁寧な説明を心がけ、類書にない分かりやすさを実現できたと確信しています。また、サンプルデータのダウンロードサービス(P.9参照)を利用すれば、本書の解説内容を手軽に体験していただけます。
他の入門書であきらめかけた方も、ぜひ本書を片手に、Accessの優れた能力を実務に活かしていただけたらと願っています。
- ●本格派データベースソフト Accessを使う
- ●ビジュアル・インデクス
- ★レベル1 全体像をつかむ
- ■第1章 Accessの基礎
- データベースを利用するには/Accessを使うには/データベースを作るには/データを入力するには/効率よくデータを入力するには/必要なデータを取り出すには/レコードを一件づつ入力するには/必要なデータを印刷するには/テーブルの複製を作るには/メニューの隠れている項目を選ぶには/隠れているボタンを使うには/まとめと応用
- ★レベル2 基本操作をおさえる
- ■第2章 テーブルの作成
- 作成済みのデータベースを使うには/テーブルを自由に設計するには/金額専用のフィールドを作るには/データを高速に取り出すには/テーブルの設計を終了するときには/まとめと応用
- ■第3章 データシートの利用
- データを入力するには/列の幅を変えるには/列を移動するには/レコードをコピーするには/フィールドの値をコピーするには/レコードの表示順を変えるには/特定の文字列を探すには/同じ値のレコードを表示するには/データシートの文字を大きくするには/データシートを印刷するには/まとめと応用
- ■第4章 クエリの利用
- クエリを自由に設計するには/条件に合うレコードだけ表示するには/抽出条件を毎回指定するには/レコードの並び順を指定するには/フィールドを非表示にするには/まとめと応用
- ■第5章 フォームの利用
- フォームのレイアウトを選ぶには/フォームで文字列を検索するには/フィールドの配置を変えるには/フィールドの幅を変えるには/フィールド名に色を付けるには/まとめと応用
- ■第6章 レポートの利用
- レポートのレイアウトを選ぶには/フィールドの配置を変えるには/フィールドの幅を変えるには/フィールド名に色を付けるには/用紙を変更するときは/まとめと応用
- ★レベル3 便利な機能を使う
- ■第7章 テーブルの活用
- 値を自動的に入力するには/値の範囲を制限するには/値の入力漏れを防ぐには/日本語入力を自動的にオフにするには/値の表示形式を変えるには/値の入力形式を指定するには/ふりがなを自動的に入力するには/郵便番号から住所を入力するには/値を一覧から選ぶには/まとめと応用
- ■第8章 クエリの活用
- フィールドの値で計算するには/特殊な計算をするには/フィールドの平均を求めるには/条件に合うレコードだけ集計するには/値を一括して変更するには/まとめと応用
- ■第9章 フォームの活用
- フィールドを追加するには/コントロールの設定を変えるには/値の選び方を変えるには/コントロールを追加するには/ページ番号を付けて印刷するには/1ページに1レコードを印刷するには/まとめと応用
- ■第10章 レポートの活用
- フィールドを追加するには/コントロールの設定を変えるには/コントロールを追加するには/レコードを分類するには/タイトルの領域を削除するには/1ページに1レコードを印刷するには/タックシールに宛名印刷するには/まとめと応用
- ★レベル4 リレーショナルデータベース機能を使う
- ■第11章 テーブルの連携
- リレーショナルデータベースとは/テーブルを結合する仕組みは/データベースを設計するには/テーブルの関係を指定するには/別のテーブルの値を参照するには/存在しない値の入力を禁止するには/関連するテーブルも表示するには/まとめと応用
- ■第12章 クエリの連携
- 関連する値を1行で表示するには/参照されていない値も表示するには/同じテーブルを参照するには/月単位で集計するには/クロス集計をするには/集計表でデータを分析するには/テーブルやクエリを結合するには/まとめと応用
- ■第13章 フォームの連携
- 関連する値を同じフォームで入力するには/サブフォームの配置を換えるには/フォームにタイトルを付けるには/選択肢から選べるようにするには/計算結果を表示するには/フォームの値を集計するには/サブフォームの値を参照するには/カーソル移動の対象からはずすには/移動ボタンを非表示にするには/まとめと応用
- ■第14章 レポートの連携
- 関連する値を同じレポートで印刷するには/ページごとにタイトルを付けるには/計算結果を表示するには/レポートの値を集計するには/コントロールの値を参照するには/データシートの形式で印刷するには/指定したレコードだけ印刷するには/まとめと応用
- ★レベル5 Accessの高度な機能を使う
- ■第15章 マクロの利用
- 操作を自動化するには/アクションの実行条件を指定するには/関連するマクロをまとめるには/マクロをボタンで実行するには/マクロをボタン以外で実行するには/起動時にフォームを開くには/まとめと応用
- ■第16章 データの利用
- 別ファイルのオブジェクトを使うには/別ファイルのテーブルを共有するには/Excelの表の一部を取り込むには/Excelでデータを利用するには/Wordで差し込み印刷をするには/まとめと応用
- ■第17章 データベースの管理
- オブジェクト間の関係を調べるには/オブジェトの構造を調べるには/データベースを最適な状態に保つには/データベースを安全に使うには/データベースのユーザーを限定するには/データベースの管理者を設定するには/データベースの使用者を設定するには/特定の操作だけユーザーに許可するには/まとめと応用
- ●活用事例
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活用事例1 顧客管理
活用事例2 受注管理
活用事例1 受注管理(顧客管理付き)
- ●付録
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付録1 Office 2003のセットアップ手順
付録2 Officeのアップデート手順
付録3 用意しておくテーブル/クエリの作成手順
付録4 関数・演算子一覧表
付録5 SQLステートメント例
付録6 マクロのアクション一覧
- ●用語集/索引