ワードとエクセルは、それぞれ「ワープロソフト」「表計算ソフト」という分
野の代表的な製品です。ワープロソフトは、ハガキ、名刺、案内状から企画書、
長編論文まで、「文書」を作るためのソフトです。一方の表計算ソフトは、住所
録、家計簿、売上一覧、所有CDリスト、工程表…など、「表」を作るためのソフ
トといえます。
ワードとエクセルの原型は、それぞれ1983年と1985年に誕生しています。その
後何度も改訂を重ねながら、機能強化と使い勝手の改良が図られ、名実ともに各
分野のナンバーワン・ソフトに成長しました。最近では、パソコンの必須ソフト
として広く認知され、パソコンを買うと最初から入っているのが当たり前になっ
ています。
●●●
ただし、どちらも豊富な機能を持つだけに、「年賀状を作るには年賀状ソフト」
といった単純明快さがなく、やや取っ付きにくいことも事実です。「操作が難し
そう」「何ができるかよく分からない」といった理由で、せっかくのワードやエ
クセルを眠らせたままの人も多いでしょう。
本書はそういった「始めようとしてためらっている人」「少し使ってみたけれ
ども苦手意識を感じた人」を対象にしています。執筆にあたっては、細かい機能
の紹介よりも、それぞれのソフトのエッセンスを伝えることに力点を置きました。
本書で、2つのソフトの〈雰囲気〉や〈肌触り〉を感じてもらえれば、あとは自
分で機能を試したり解説書を読んだりして、どんどんステップアップしていけま
す。
●●●
本書で使用するワードとエクセルは、最新版の「2003」です。開発元のマイク
ロソフト社によると、次の改訂予定は2006年とのことなので、まだ当分の間は20
03が最新版です。また、今後の改訂でも優れた機能や操作性は引き継がれるので、
2003に慣れておけばどんな改訂があっても心配ありません。
パソコンの2大アプリケーションソフトを理解する手助けとして、本書が少し
でもお役に立てば幸いです。
- ●ワードとエクセルを始めよう!
- ●ビジュアル・インデクス
- ■第1章 ワードとエクセルの基本操作
- ワードやエクセルを使うには/ウィンドウの大きさを変えるには/思い通りに操作するには/メニューから機能を実行するには/ツールバーから機能を実行するには/編集結果を残すには/ワードやエクセルを終了するには/保存してある文書や表を再編集するには/PATIO
- ■第2章 ワードでの文字の入力
- ひらがなを入力するには/漢字を入力するには/カタカナを入力するには/記号を入力するには/アルファベットを入力するには/複数の文字をまとめて消すには/語句をコピーするには/印刷するには/PATIO
- ■第3章 ワードでの書式設定
- 文字を太くするには/文字の書体や大きさを変えるには/文字に色を付けるには/文字を行の中央に配置するには/左端を自由な位置で揃えるには/箇条書きにするには/水平線を引くには
- ■第4章 ワードで表を作る
- 表を作るには/表の大きさを変えるには/列幅や行の高さを変えるには/表から特定の線を消すには/表に線を追加するには/罫線の種類を変えるには/セルに書式を設定するには/ページ全体を罫線で囲むには/PATIO
- ■第5章 エクセルでの値と数式の入力
- エクセルで表を作るには/セル範囲を選択するには/セルに値を入力するには/データを効率よく入力するには/連続した値を入力するには/計算するには/同じ意味の数式を入力するには/合計を求めるには/PATIO
- ■第6章 エクセルでの編集と書式設定
- 空白行を追加するには/列の幅を変えるには/数値を3桁区切りで表示するには/文字をセルの中央に配置するには/文字の大きさや書体を変えるには/セルに色を付けるには/表を格子線で仕切るには/同じ表を複数作るには/PATIO
- ■第7章 ワードとエクセルで図を使うには
- タイトル文字を強調するには/イラストを貼るには/ワードでワードアートなどを自由に配置するには/図形を描くには/図形に色を付けるには/自由な位置に文字を配置するには/手軽に文章と図形を重ねるには/手持ちの図形を挿入するには/PATIO
- ●付録
-
付録1 ローマ字/かな対応表
付録2 「ローマ字入力」での日本語入力
付録3 「かな入力」での日本語入力
- ●用語集/索引