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ネットはテレビをどう呑みこむのか?
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書名
ネットはテレビをどう呑みこむのか?
ジャンル
実用、趣味/インターネット
内容
楽天がTBSとの経営統合で目指す「放送と通信の融合」はバラ色か。週刊アスキーで好評連載中の『仮想報道』を大幅加筆。
"放送と通信の融合"はテレビ局の悪夢?YouTubeの登場でヒートアップし始めた動画配信ビジネスを追う。週刊アスキーで好評連載中の『仮想報道』を大幅加筆修正。
著者
歌田明弘
1958年生まれ。東京大学文学部卒業。『ユリイカ』編集長などを経て独立、メディア論や現代社会論の執筆を開始。著書は『科学大国アメリカは原爆投下によって生まれた』(平凡社)、『インターネットは未来を変えるか?』(アスキー)など。週刊アスキーで連載中の『仮想報道』は『地球村の事件簿』(http://blog.a-utada.com/)でも読める。
目次
まえがき――大きな変化を目の前にして

第一章 二一世紀のメディアの主戦場は何だろう?‥‥

第1節 テレビが二一世紀メディアになるとき
 ・連ドラがおもしろくなった理由
 ・テレビのパワーはどこから生まれる?
 ・電子番組表って、テレビに表示すべきものなの?
 ・リモコン・ディスプレイで始まる電子新聞の時代
 ・いまのコンピューター環境に欠けているもの
 ・テレビのステータスはいまが底?
 ・テレビ局が受信機を独占する時代の終わり

第2節 未来のテレビ
 ・テレビポータルサイトの是非
 ・サンプル動画が壁表示される検索
 ・未来のネット端末テレビ生活
 ・ユーチューブより検索サイトのほうが有利!?
 ・未来のテレビ広告とコンテンツ

第3節 メディアとのつきあい方の変化
 ・タイムシフト視聴への移行
 ・テレビCMのおかげで心は引き裂かれ‥‥――時間の使い方の変化
 ・能動的な視聴によって連ドラは復活した?

第4節 メディア企業の生き残る道
 ・「クール・キッズ」がメディア利用を変革する
 ・連ドラ視聴がいぶかしく見られる理由
 ・アイソのつかされないテレビ
 ・メディア企業のビジネスモデル
 ・「仲間割れ」するメディア企業

第二章 ユーチューブ旋風でテレビが変わる

第1節 ウェブ2・0時代の動画配信
 ・ヒートアップし始めた動画配信ビジネス
 ・グーグルに勝った無名の若者たちの配信サイト
 ・ユーチューブ人気の理由
 ・著作権侵害コンテンツのジレンマ
 ・「バブル2・0」とウワサされたユーチューブ
 ・うるさがられない広告を求めて

第2節 ウェブ2・0時代の広告
 ・ユーチューブの広告戦略
 ・広告についての考え方を一変したユーチューブ
 ・利用されることで収入を得るビジネスモデル
 ・グーグルによるユーチューブ買収の背景
 ・「消費者の生成するメディア(CGM)」を使ったウィルス型広告
 ・ブログや動画配信サイトで損しているのは誰か?
 ・映像コンテンツ企業の考え方も変えたユーチューブ
 ・名よりも実をとり始めたテレビ局

第3節 強まり始めた「ユーチューブ包囲網」
 ・絶妙のタイミングで行なわれた合意
 ・強大化するグーグル=ユーチューブへの警戒感の高まり
 ・グーグルやユーチューブにたいする訴訟攻撃
 ・勝敗の分かれ目

第三章 テレビとネット、呑みこまれるのはどっち?

第1節 姿が見え始めた「放送と通信の融合」――通信事業者の戦略
 ・IT企業のもくろみ
 ・テレビに乗り出したNTT
 ・NTTと対立するメディア企業グループの動き
 ・テレビが家庭内ATMになる
 ・動き始めたネットでの再送信時の権利問題

第2節 民放の広告モデルが崩壊するとき
 ・テレビCM損失額は五四〇億円
 ・ハードディスク・レコーダーは従来のビデオ・レコーダーとは違う
 ・広告がすっ飛ばされてしまえば民放は成り立たない
 ・記憶されていないテレビ広告

第3節 変化を受け入れられるか――テレビ局の戦略
 ・相次いでネット配信に乗り出すことを発表したテレビ局
 ・見かけ倒しのテレビ局のネット配信
 ・やる気満々だった日本テレビ
 ・広告を見ることはコンテンツ料金を払うこと
 ・キーワードはレトロ
 ・テレビ発の「ネット・コンテンツの作り方」
 ・究極の「放送と通信の融合」はテレビ局の悪夢
 ・TBSのねらいはDVDの販売?
 ・テレビは幸福になるのか不幸になるのか

第4節 国家プロジェクト破綻の危機感が引っ張り出した「放送と通信の融合」
 ・見通し不明の放送のデジタル化
 ・貧乏人は二度とテレビをみなくてけっこうです!?
 ・画面が小さくなるデジタル放送
 ・困りもののデジタル放送

第四章 合意された放送と通信の近未来

第1節 小泉政権下で変化を生んだ仕組み
 ・少数の民間人によって動いた政策
 ・ネット時代の政府のペーパー
 ・戦後何十年かの放送の仕組みがまもなく変わる?

第2節 放送と通信の融合はバラ色か?――ネットの競争ルール
 ・放送、新聞、出版‥‥メディアの変化はなぜ起こる?
 ・携帯電話の乗り換えがもっと簡単になる?
 ・ブロードバンド時代の競争ルール
 ・携帯電話と固定電話の融合
 ・統合型事業の登場

第3節 光ファイバーを誰が引く?
 ・通信の未来を握るのは誰?
 ・残り半分の世帯のブロードバンドはどうなる?
 ・光ファイバーは高速道路と同じ?

第4節「合意」は実現されるか
 ・大山鳴動ネズミ何匹?
 ・NHKの料金引き下げと制作部門の分離
 ・ハードとソフトの分離
 ・どうしても合意できないものは‥‥?

第5節 ネットで全国放送できないわけ
 ・地方は、チャンネル数が少なくてあたりまえなのか?
 ・日本の放送制度の根幹
 ・失われた機会

第6節 IT政策の揺り戻しが始まった?
 ・後退した第三次中間答申
 ・迷走するコピーワンス問題
 ・「消費者の利便性が考えられなければ可能性はない」
 ・コピーワンス問題の摩訶不思議
 ・コピー制限が必要なほんとの理由は?
 ・コピー回数を増やす案が有力か
 ・安倍政権は誰の味方か?

第五章 "群衆の叡知"の真実

第1節 ネットの時代にはスクープに価値がなくなる?
 ・「記者クラブの壁」とラジオ局
 ・「一次情報はもはや重要ではない」
 ・ライブドアのパブリック・ジャーナリズム
 ・コスト削減のための市民記者
 ・新興ネット企業が急成長できる理由
 ・一次情報の社会的価値と経済的価値の乖離

第2節 ブログによって事件が解説されてしまう時代が本格的に始まった
 ・量が質を生むネット
 ・予定調和のないブログ解説
 ・マスメディアとブログにおける時間の制約
 ・立場によって見方が大きく変わることを感じさせるブログの解説

第3節 踊る世論と「メディアの死」
 ・大衆社会とポピュリズム
 ・マスメディアは直接的な反応に耐えられるか
 ・イラク邦人人質事件について揺れる朝日新聞社説
 ・人質家族に疑問を呈した読売新聞社説
 ・過熱するネット世論とマスメディア
 ・イラク邦人人質事件についての朝日・読売の社説にたいする学生の反応
 ・学生たちの熱をさました海外の見方
 ・あっという間に非難の嵐
 ・メディアが死ぬとき

第4節「みんなの意見は案外正しい」というのはほんとうか?
 ・日本社会と「大衆の叡知」
 ・ネットの意見はどんどん正しくなくなる
 ・スロウィッキー仮説の真実
 ・「双方向であればあるほどメディアはよくなる」というのはほんとうか?
書誌情報
歌田明弘 著
定価:760円 (本体724円)
発売日:2007/06/12
形態:新書 (256ページ)
ISBN:978-4-7561-4933-6


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