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日本人はなぜシュートを打たないのか?
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書名
日本人はなぜシュートを打たないのか?
ジャンル
スポーツ
内容
不治の病ともいわれるサッカー日本代表の決定力不足は何が原因なのか?サッカーという「本物の心理ゲーム」を通して、リスクにチャレンジできない日本人の特質を鮮やかに描き出す、画期的日本人論。「決定力不足」は、日本代表だけではない!
著者
湯浅健二
1952年、北海道生まれ。大学卒業後ドイツへ留学し、1981年、ドイツサッカー協会公認「スペシャル・ライセンス(プロサッカーコーチライセンス)」を取得。同時に国立ケルン体育大学の専門課程(サッカー)を修了。帰国後、読売サッカークラブ(現・東京ヴェルディ1969)の専業コーチを務め、日本リーグ、天皇杯、JSLカップで優勝を果たす。現在、雑誌の連載執筆など精力的に活動。とくに自身のホームページにおける試合評は、ファンに絶大な支持を受けている。著書に『ボールのないところで勝負は決まる』(出版芸術社)、『サッカー監督という仕事』(新潮文庫)ほか多数。
「湯浅健二のサッカー・ホームページ」http://www.yuasakenji-soccer.com/
担当編集者より
「何故シュートを打たないんだ! シュートを打たなきゃ、ゴールなんて絶対に生まれないんだぞ!!」
 日本代表のゲームやJリーグの試合を観ながら、何度となく心のなかで叫んだものだ。とにかく日本人は、チャンスがあるのにシュートを打たない傾向が強い。攻撃の目的はシュートを打つことであり、ゴールは結果にしか過ぎない。とにかくシュートを打たなければ、まったく何も起きないのだ。
(「はじめに」より)

 日本代表の(ありがたくない)代名詞となってしまった「決定力不足」。その原因についての考察を入り口に、サッカーというボールゲームの魅力と日本人の特質をとことんまで論じた本書は、ファン、サポーターから絶大な人気を誇る湯浅健二氏の久々の書き下ろし新刊です。

 ●不確実なサッカーだから最終的には自由にブレーせざるを得ない……
 ●勝負はボールがないところで決まる……
 ●クリエイティブなムダ走りが優れたサッカーのバックボーン……
 ●優れたサッカーは有機的なプレー連鎖の集合体……
 ●リスクチャレンジのみが発展のリソース……
 ●(ただし)リスクにチャレンジしていかなければミスをすることもない……
 ●互いに使い使われるというメカニズム……
 ●主体的に考えて走ること(意図と意志をもつこと)がすべてのスタートライン……
 ●組織プレーと個人プレーのバランス……
 ●勝負強さと美しさのバランス内容を方向づける監督のバランス感覚……
 ●天賦の才という諸刃の剣……

など、著者独特のキーワードが満載。
 アジアカップのお伴はもちろん、2010年のW杯まで、いやいや、ずっと座右において、サッカーについて考える手がかりにしていただきたいと思います。
これもオススメ
オシムジャパンよ! 日本サッカーへの提言
目次
はじめに

INTRODUCTION 勝負は、ボールがないところで決まる

最終的には「自由」にプレーせざるを得ないボールゲーム
ボールがないところで何をするか
安全プレーじゃ何も生まれない
サッカーは、ミスの積み重ね

第1章 ボール周りだけで勝負を決めてしまう天才たち――組織プレーと個人プレーのバランス――

「諸刃の剣」としてのスター選手
「やらなかったこと」の責任
個人プレーがチーム全体のリズムを狂わせる
組織プレーと個人プレー
世紀の大天才、マラドーナの凄さ
「天才プレーヤー」というディスカッション
組織プレーに対する意志をいかに高揚させるか
ボールの動きが止まれば周りの動きも止まる
転機となったチームメイトの汗かきの忠実ディフェンス
ポジティブマインドのサイクルが回る
勝負強さのバックボーンになるもの

第2章 有機的なプレー連鎖の集合体1――攻撃のおはなし――

シュートを打つことが目的である
不確実なファクターが満載されたサッカーだからこそ
東からの「逃亡者」の言葉
セルフ・モティべーション能力と「クリエイティブなムダ走り」
足を止めたら絶対に何も生み出すことはできない
オシム監督はジェフをいかに変えたか?
ボールのないところでのアクションがすべてのスタートライン
えも言われぬほど美味な果実
クレバーで効率的なプレー?
才能ある選手がチームを崩壊させる
彼らもまた「マラドーナ」ではない
ネガティブな自己主張は闘うモティべーションになる
平和な雰囲気からは闘うマインドは生まれない
微妙な緊張関係に支えられたダイナミックな雰囲気
緊張関係がポジティブな心理循環へ
個の才能と自己犠牲ベースの組織プレーとの相克
消えては出来、出来ては消える
サッカーにおいてもっとも重要なコンセプト
考えつづけ、そして恐れず、積極的に
   現代サッカーにおける攻めの生命線

第3章 有機的なプレー連鎖の集合体2――守備のおはなし――

トータル・フットボール
ディフェンスは創造的な協力作業
成功イメージの引出し
多くの選手が絡みつづける共同ワーク
厳しい学習機会
ディフェンスは次の攻撃の準備
チェイス&チェックが守備の実効レベルを決める
創造的、想像的なディフェンスの絶対的な基盤
許されざる「アリバイ守備」
ジーコが与えた「自由」
ギドとのディベート
リスクを負わないサッカーは存在しない
サッカーは21世紀の社会的なイメージリーダーである
「戦友」オシムとギド
攻撃的なディフェンス
守備こそが、次の攻撃のダイナミズムを左右する
中村俊輔はなぜ成功したか?
「本物の守備意識」が、魅力的なサッカーを支える

HALFTIME 哲学者・小林敏明さんとの対話

空間の間、時間の間、人間の間
日本代表と丸山真男
ワールドカップにとってナショナリズムとは何か?

第4章 サッカーは本物の心理ゲームである

消極的なマインドとの闘い
シュートにチャレンジすることは選手全員の義務である
世の中すべてのことは不安定で不確実
義務をこなした報酬としての自由
体感を積み重ねた自信
アグレッシブなマインドコントロール
連鎖するネガティブな心理状態
究極のダイナミックサッカーが起こした大逆流
闘うマインドを高揚させる自己主張エネルギー

第5章 サッカー監督という心理マネージャー

サッカー監督という仕事
言動に対する自信と確信
監督vsチームリーダー
監督の義務と価値
ハーフタイムの奇跡
不条理なメカニズムと心理的な悪魔のサイクル
優れた監督はポジティブな驚きを演出できる
トルシエの「創造的な破壊」
アンバランスだったジーコジャパン
オシム監督の心理マネージメント

あとがき
書誌情報
湯浅健二 著
関連サイト:
 ・湯浅健二のサッカー・ホームページ
定価:760円 (本体724円)
発売日:2007/07/11
形態:新書 (224ページ)
ISBN:978-4-7561-4955-8


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